熊本市の中心商業軸(上通・下通商店街)と核機能集積軸(通町筋)の交差点という恵まれた立地条件であるこの土地の合理的かつ有効な高度利用を図るため、文化・交流・商業・業務などの高度で複合的な都市機能を整備し、熊本の新しい都市空間の創出を目指したプロジェクトとして、上通A地区第一種市街地再開発事業は行なわれました。当再開発事業によって建設されたのが「びぷれす熊日会館」です。
かつては肥後54万石の城下町であった熊本は、歴史的・文化的観光資源が豊富で市内のあちこちにその面影をとどめています。また熊本は、夏目漱石や小泉八雲らの旧居、美術館、博物館なども数多くある歴史と文化の息づく街です。
日本三大名城として名高い熊本城は、1607年、加藤清正が熊本統治の拠点として築城したもので、城下町の整備や優れた治山、治水、産業の振興など、今日の熊本の基礎となっています。
そのそばに位置する上通地区には、かつて低層老朽建物が軒を連ね、多くの人々から合理的でかつ有効な高度利用が求められてきました。また、その一角の熊本日日新聞本社ビル(昭和28年に建てられたビル)では、ビルの老朽化という問題に直面していたこともあり、熊本日日新聞が中心となって、市街地の活性化を考え、上通地区の本格的な再開発プロジェクトが始まりました。
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| 熊本城 |
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再開発プロジェクトでは、1999年に上通A地区再開発組合が設立され、地区整備方針や整備課題等の上位計画を踏まえ、
1.地域振興への寄与
2.文化・情報による高付加価値の創出
3.良好な町並み形成への貢献
4.事業性の確保
の4点を開発基本方針とし計画が進められました。そして、同年9月旧熊本日日新聞本社ビルの解体に着手、権利変換計画も認可され、11月には本体工事に着工、2002年3月末に「びぷれす熊日会館」が竣工しました。